
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアの人権委員会(HRC)と国連薬物犯罪事務所が2日月曜、国家の権限を強化し、人身売買の防止・処罰を推進する活動の実施に向けた協定の第二段階に署名した。
当協定は、人身売買撲滅委員会が掲げる国家行動計画の目的を達成することで、持続可能なインパクトの達成に貢献する。
HRCのハラ・アル=テュワイジリ委員長は「人身売買は、人権を侵害し、個人の自由と尊厳を奪う極めて卑劣な犯罪の一つです」と語った。
また、サウジアラビアは同国が制定・参加する法規や国際協定を通じて、あらゆる人々を人身売買から差別なく保護することを保証し、人身売買の被害者を支援する法的及び制度的枠組みの構築に取り組んできたことを改めて主張した。
アル=テュワイジリ委員長は「サウジアラビアは、人身売買の撲滅・防止、及び人身売買の対処に向けた国家権限の拡大に関わるプロジェクトや取り組みのフォローアップに継続的に取り組んでおり、協定の更新はそうした取り組みの枠組み内で行われる」と補足した。
国連薬物犯罪事務所の地域代表であるハテム・アリ判事は、サウジと同事務所の協力関係を歓迎し、「今回の協定の狙いは、人身売買の撲滅・防止に向けた既存の取り組みを国家的、地域的、国際的に強化していくことだ」と強調した。