
レイ・ハナニア、ラマ・アルハマウィ
シカゴ:行方不明のサウジアラビア人旅行者アブドルラフマン・アルアナジさんの遺体が30日未明、オハイオ州クリーブランドのエリー湖で発見された。
アルアナジさんは1月27日金曜日の朝、友人や親戚と食事をした後、行方不明になったと報告された。彼らによると、アルアナジさんは立ち去り、二度と姿を見せなかったという。
クリーブランド警察当局は、アルアナジさんが最後に目撃された、湖岸沿いの東9番街の桟橋付近の人気観光地区に近い場所で、アルアナジさんを見つけるために捜索チームを派遣したと述べた。
アルアナジさんの家族はすぐにクリーブランドの当局と在米サウジアラビア大使館に連絡し、アルアナジさん失踪について調査した。
兄のバドル・ファラ・アルアナジさんはMBCニュース24に、「弟は後で戻ると言って上着も携帯電話も財布も持たずに出て行った」と語り、「一方でいとこは、10分後に戻ると聞き、車の中で弟を待っていた 」と付け加えた。
アルアナジさんの遺体は、最後に目撃された場所の近くで、30日未明にエリー湖の水中で発見されたと伝えられた。
アメリカ国立気象局の報告によると、現場の気温はわずか2℃であった。
正式な死因は、カイヤホガ郡検視官による検視が終わるまで発表されないという。
クリーブランド警察はアラブニュースに対し、アルアナジさんの行方を心配していると語っていた。報道によると、アルアナジさんは英語を話すことができず、この地域に不慣れであり、彼の失踪状況は警察によって「危機的」だとされていた。
親族が地元ニュースメディアに語ったところによると、アルアナジさんは肝臓移植治療を受けている兄に付き添い、米国に滞在していたとのことだ。
アルアナジさんの死は、1月23日にフィラデルフィアのジャーマンタウンにあるハンズベリー通りの敷地で、刺殺体で発見された25歳のサウジアラビア人留学生アルワリード・アルゲライビさんの死後に発生したものである。
ペンシルバニア州判事は、1月23日の殺人事件の容疑者であるニコル・マリー・ロジャース(19)の保釈を却下した。