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サウジアラビア、道路冷却の新たな技術試験を開始

道路総局は都市村落住宅省と協力して、サウジ王国の道路を冷却するために新たな実験を開始した。(Twitter:@RGAsaudi)
道路総局は都市村落住宅省と協力して、サウジ王国の道路を冷却するために新たな実験を開始した。(Twitter:@RGAsaudi)
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16 Mar 2023 05:03:18 GMT9
16 Mar 2023 05:03:18 GMT9

ダイ・アル・ムタイリ

リヤド:道路総局は都市村落住宅省と協力して、サウジ王国の道路を冷却するために新たな実験を開始した。

新たに開発された技術は、日中、道路に吸収される熱の低減を目指している。道路の温度が摂氏70度という高温に達すると、その吸収された熱が夜間に放出され、ヒートアイランド(都市温暖化)という科学的現象を引き起こす。

このヒートアイランド現象のせいで、人々が夏の夜間の散歩を避けていると道路総局の代表がアラブニュースに語った。

新開発の技術では冷却舗装(cold pavement)を採用し、日射熱の吸収や熱反射を減らすことで、従来の舗装よりも道路の表面温度を下げて、夏の夜間の気温上昇を大幅に抑えることができる。

この技術はバス停や地下鉄の待合所、住宅街の歩行エリアなど、住宅街の道路や人口密集エリア向けに開発されたと、担当者は述べた。

リヤドの主要な地点2カ所で試験が実施され、結果は成功だった、と担当者は付け加えた。

今回の新技術は、気温を下げて生活の質を向上させるためにサウジ王国が行う一連の取り組みのひとつ。この取り組みには、建物が吸収する熱を減らすために建物を特殊塗材で塗装するプロジェクトなどが含まれている。

「道路総局は最近、中央研究所を開設し、サウジ王国の人々がより心地よく道路を使えるように研究を行っています」と代表者は付け加えた。

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