



ジェッダ:サウジアラビアが密輸活動に対する取り締まりを強化する中、ここ数日で薬物撲滅キャンペーンが相次いで成果を上げた。
6日、国内各地で密輸業者を対象に実施された強制捜査や薬物撲滅作戦で25人が逮捕された。
ジェッダでは、メタンフェタミン(通称「シャブ」)と現金の密輸を試みたパキスタン系住民6人が麻薬取締総局に拘束された。
مداهمة خلية ترويج مخدرات وضبط أكثر من (1.2) مليون قرص من مادة الإمفيتامين المخدر مخبأة باحترافية داخل ألواح زجاجية.#الحرب_على_المخدرات#بالمرصاد pic.twitter.com/61svu5dsvv
— وزارة الداخلية (@MOISaudiArabia) May 6, 2023
麻薬取締総局はマディーナ州のバドルでも、アンフェタミン5万530錠とハシシ1.4kgの密輸の試みに関与した6人を逮捕した。
多額の現金も押収された。
公安総局のサミ・アル・シュウェリフ報道官によると、リヤドのアル・ムザヒミヤの住宅において実施された強制捜査で7人が逮捕された。
拘束された7人は、エジプト国籍者1人、シリア国籍者1人、バングラデシュ国籍者1人、イエメン国籍者2人、サウジ国籍者2人だった。
敷地内のガラス板の中に120万錠以上のアンフェタミンが隠されているのが発見された。
アシール地方の治安パトロールでも、覚醒作用のある植物「カート」をサラト・アビダに密輸しようとした住民1人とイエメン人違法入国者1人が逮捕された。
マディーナ州警察はハイバルで、アンフェタミンとハシシを密輸しようとした住民1人を逮捕し、銃器、弾薬、現金も押収した。
ジーザーン地方のアル・アルダの国境警備パトロールは、国境警備を破ってカートを密輸しようとしたイエメン人3人を逮捕した。
サウジアラビアの内相であるアブドルアジーズ・ビン・サウード・ナイエフ王子は先週、次のようにツイートした。「次々と逮捕者が出た。麻薬密売業者や密輸業者、そして我々の社会と祖国を狙う者たちは逃れられない」
サウジアラビアは違法薬物活動がもたらす脅威を強調するべく、逮捕事例、押収物の規模と種類、密輸の方法などに関する情報を発信している。
国内各地のモスクでは5日、あらゆる年代の人々にとっての薬物の危険性に対する意識向上を目的とした説教が行われた。
サウジ治安当局は国民や住民に対し、薬物密輸や勧誘に関連した活動を見聞きした場合には911番(メッカ州・リヤド州・東部州)あるいは999番(それ以外の州)に通報するよう呼びかけている。