
リヤド:KAICIID対話センター(アブドッラー国王宗教・文化間対話のための国際センター)のトップが先ごろバチカンを訪問した。宗教間の協力促進が目的だ。
KAICIIDの事務局長を務めるズハイル・アル・ハルティ博士は、バチカンを公式訪問、バチカンの諸宗教対話省長官であるミゲル・アンヘル・アユソ・ギクソット枢機卿と会談した。アユソ枢機卿はKAICIIDの理事会メンバーでもある。
アル・ハルティ事務局長はアユソ長官に対し、KAICIIDへの支持への謝意を示した。また、2人は宗教間の対話と理解の重要性を強調した。
事務局長はまた、バチカンの国務省長官であるピエトロ・パロリン枢機卿とも会談した。議題となったのは、協力に向けた道筋や対話を促進する方法、そして8月に予定されているフランシスコ教皇のポルトガルの首都リスボンへの訪問だ。
パロリン長官は、KAICIIDが果たしている人道的役割が、対話および平和的な共存に向けたグローバルな土台を提供していると述べた。またパロリン長官は、新たな本拠地であるポルトガルでもKAICIIDが使命を果たすことに期待を表明した。
アル・ハルティ事務局長とパロリン長官は、宗教指導者には社会的課題の解決に力を貸すという重要な役割があるとの点で一致した。