

サウジの承諾を受け、第32回IMO(国際海事機関)総会に於いて、2021年IMO条約の修正案は閣僚会議で承認された。
これにより、IMO理事国は40か国から52か国に増やされ、理事国の任期は2年から4年に延長される。
サウジ通信社の報道によると、同国代表のハヤット・ビント・アブドゥルアジズ・アル・ヤビス氏は、ロンドンでIMOのキタック・リム事務局長と会談し、条約を批准するとともに、今後の計画について話し合った。
アル・ヤビス氏は、これは重要な一歩であると述べ、運輸・物流サービスに関する国家戦略の目標に沿って、またサウジビジョン2030の念願成就に寄与する形で、IMOの目標達成に貢献するという王国の熱意を強調した。
同氏は、これは海事セクターを支援するというサウジの取り組みの表れであり、世界経済に利益をもたらし、貿易をめぐる世界的な動きを支援するという国際的な流れと一致していると付け加えた。
サウジアラビアはIMOの14番目の加盟国で、IMOの40の国際条約と議定書を批准している。また、1969年の IMO加盟以降、同機関を積極的に支援してきた。
王国は、気候、国際協力、船員に対する支援体制に関するIMOのイニシアチブに取り組んでいる。
また、教育、女性の社会進出、安全に関するイニシアチブを創設して、海事労働者のサポートを行ってきた。