


メッカ:23日の夜から24日の早朝にかけて劇的な稲妻がメッカを襲った。街が雷雨に見舞われた中、男性1人が溺死した。
マイナ小学校の教員のモハメド・アル・トワイムさんの運転する車が洪水に飲み込まれ、車から逃げようとして命を落とした。
巡礼者たちがグランド・モスクのカーバ神殿を巡礼中に、ランドマークであるフェアモント・マッカ・クロック・ロイヤル・タワー・ホテル(Fairmont Makkah Clock Royal Tower Hotel)に落雷し、夜空を照らした。 サウジアラビア国立気象センター(NCM)の報道官であるフセイン・アル・カフタニ氏によると、最大瞬間風速は22メートルを超え、24時間の降水量が45ミリを記録したという。
映像には、モスクの外で巡礼者が強風にあおられ転倒したり、人員整理用のフェンスが地面を滑ったりする様子が捉えられていた。 嵐の真っ最中に食料品の買い物をしていたメッカ在住のモハメドさんは、「現場はとても怖かった。すべては数分以内に起こった。そのとき、とんでもない量の雨が降り始めた。」と語った。
同じメッカ在住のアブ・マヤダさんは、最悪の嵐が襲い「目の前が真っ暗になった」とき、タバコとガソリンを買いに出かけていたという。「車のコントロールを急に失った。何も見えなくなったのでコーランをラジオで聞いた。何が起きているのか分からなかった。」と語った。
州は、「安全を考慮して」学校は引き続き休校となり、授業はeラーニングプラットフォームで行われると発表した。
サウジアラビア国立気象センター(NCM)はメッカ地域やサウジアラビア西部の他の地域でさらなる嵐が起こる可能性があると警告した。