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ゲーム評:サバイバルゲーム「パシフィック・ドライブ」、運転と恐怖を体験

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16 Jun 2024 03:06:21 GMT9
16 Jun 2024 03:06:21 GMT9

ジェームス・デンセロウ

ロンドン:太平洋岸北西部の不気味な風景を舞台にしたドライビング・サバイバル・ゲーム「パシフィック・ドライブ」(PlayStation 5、PC版Steam配信)Ironwood Studiosが開発した本作は、ドライビングメカニクスとサバイバルホラーの要素を融合させ、魅惑的でやりがいのある体験を生み出している。

プレイヤーは荒廃したステーションワゴンを操り、「立ち入り禁止区域」として知られる危険な黙示録的場所を進んでいく。この地域は、「不安定性」と呼ばれる奇妙な現象を封じ込めるために設計された高さ300メートルの壁によって、アメリカの他の地域から遮断されている。

太平洋岸北西部の鬱蒼と茂る森と険しい地形にインスパイアされた舞台は、ゲームにおいて重要な役割を果たす。プレイヤーはさまざまな障害物や超自然的な脅威に遭遇するため、乗り物の維持とアップグレードが不可欠となる。

不気味な雰囲気は、環境音と呪術的なスコアを融合させたゲームのサウンドデザインによってさらに強調されている。

「パシフィック・ドライブ」で生き残るには、資源をかき集め、車の状態を管理し、いつ前進するか後退するかの厳しい決断を下す必要がある。資源管理は探索とバランスが取れており、プレイヤーは未知の領域に踏み込むリスクとリターンを天秤にかける必要がある。物語は散らばったメモや無線通信を通じて展開し、世界のバックストーリーを垣間見ることができる。

ビジュアル面では、細部まで作り込まれた環境とリアルな照明効果が秀逸だ。廃墟と化した町や荒涼とした風景を車で走り抜けると、孤立感や脆弱さが伝わってくる。

ゲーム時間は約8時間だが、「パシフィック・ドライブ」に欠点がないわけではない。資源集めや車のメンテナンスの繰り返しは、時間が経つにつれて退屈になってくる。

しかし、ユニークなドライビングメカニクスと雰囲気のある設定で、サバイバルというジャンルに新鮮さを提供している。探索、戦略、ホラー要素など、一味違ったものを求めるプレイヤーにとって、このゲームは魅力的な体験となるだろう。

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