アミン・アッバス

ドバイ：2024年に設立されたSama CarthageはUAEを拠点とする商社で、アニメ・キャラクターから着想を得た多様なスナックやドリンクを提供している。

サマ・カルタゴのマネージング・ディレクター、ワエル・ベン・アバダ氏はアラブニュース・ジャパンの取材に対し、「私たちは、アニメファンの情熱を楽しく有意義な形で真に反映する商品が不足していると感じ、それが私たちのコンセプトが生まれたきっかけです」と語った。「私たちにとっては、商品だけでなく、つながりを作ることが大切です。クリエイティブで楽しい商品を通して、好きな番組を祝う方法を提供し、アニメファンをひとつにすることを目指しています。それこそが『Sama Carthage』の核心です。品質、文化、コミュニティへの情熱です」

「Sama Carthage をスタートアップとして設立するには、困難が伴いました。その最大の一つは、アニメ文化を祝うという我々のビジョンに沿った高品質のスナックや飲料を製造する信頼できるパートナーを見つけることでした。また、物流、輸入、規制遵守の複雑さに対応しながら、より幅広いアニメファン層に響くアニメキャラクターをいくつか確実に選ばなければなりませんでした。新しいブランドとしての認知度と信頼を築くことも重要な課題でしたが、そのおかげで私たちは視聴者と深くつながり、アプローチを洗練させることができました。それぞれの難関が私たちに貴重な教訓を与え、今日のSama Carthageを形作ったのです」と彼は付け加えた。

アバダ氏は、オーガニックの食品と飲料にこだわるのは、ユニークなだけでなく、健康的で高品質なものを提供したいという思いからだと述べた。「私たちの製品は、アニメに見られるような配慮と創造性を反映させながら、人々が安心できる材料で作られていることを保証したかったのです」

「オーガニックを選択することで、私たちは素晴らしい味と心遣いのある選択を組み合わせることができ、ファンに、より健康的で思慮深い方法で、お気に入りのアニメにインスパイアされたスナックやドリンクを楽しむ方法を提供しています」と彼は付け加えた。

アバダ氏は、日本のアニメやマンガのライセンスに力を入れているのは、アニメを特別なものにしている創造性やストーリーへの愛情からだと述べた。「公式ライセンスと協力することで、ファンの好きなキャラクターやシリーズを純粋に反映した商品を提供しています」

「このアプローチにより、私たちは、コミュニティとつながる方法でアニメを祝福し、本物で個人の好みに合ったスナックやドリンクを提供しているのです」と彼は付け加えた。

アバダ氏は、顧客からの反応とフィードバックは信じられないほどポジティブで励みになると語った。「私たちの商品を試した人々は、高品質のスナックや飲料とアニメにインスパイアされたデザインのユニークな組み合わせを気に入っています。多くのお客様が、オーガニックの原材料から、お気に入りのキャラクターに命を吹き込む独創的なパッケージまで、製品の細部へのこだわりを高く評価してくださっている。ファンの方からは、当社の製品は単に楽しいだけでなく、大好きなアニメ文化とのつながりをより強く感じられるとよく言われます」と語った。

アラブ首長国連邦の他の日系店舗との違いについて、アバタ氏は次のように述べた。「アラブ首長国連邦にある多くの日系店舗が、日本をテーマにした商品か伝統的な食品のどちらかに重点を置いているのに対し、私たちは両方の長所を兼ね備えています。ですから、私たちの商品は単なる食べ物や飲み物ではありません」

同社の今後の計画については、「近い将来の計画は、成長、革新、持続可能性に重点を置いています。私たちは、すべての製品をUAEで現地生産し、オーガニックであることを保証し、地元コミュニティをサポートすることを目指しています。この動きは、卓越した品質を維持するのに役立つだけでなく、生産コストと物流コストを削減し、顧客にさらに大きな価値を提供することです」

「さらに、新フレーバーを導入し、代表的なアニメシリーズと新興アニメシリーズの両方のキャラクターを含む品揃えを拡大できることを楽しみにしています。これらのアップデートは、私たちの製品を新鮮でエキサイティングなものにし、アニメファンとのつながりを深めます。その中心にあるのは、アニメを愛するすべての人に喜びと価値をもたらすユニークで高品質な商品を提供することで、アニメコミュニティとの絆を深めることです」と付け加えた。

同社の商品を試してみたい人へのお勧めについて、アバタ氏は「商品を試してみたい人には、まず自分が一番ワクワクするものから始めることをお勧めします。アニメと爽やかな飲み物がお好きな方には、オーガニックで風味豊かな、キャラクターをモチーフにしたアイスティーが最適です」と語った。