
ドバイ:白井影二は、1990年代にゲーム会社SNKで活躍した日本のベテランイラストレーターである。ビデオゲーム業界における彼女の最初の仕事は、グループSNEの『ソード・ワールドPC』(1992年)だった。
白井氏はアラブニュース・ジャパンの独占インタビューに答えてくれた: 「アニメや漫画、ゲームからインスピレーションを受けることはありません。どちらかというと、映画やドキュメンタリーで見た世界各国の文化や、イベントや旅行で訪れた場所からインスピレーションを受けることが多いですね」
「子供の頃から絵を描いています。自分が描いたものが評価されればラッキーだし、評価されようと思って描くのは間違っている」と付け加えた。
白井氏は「サムライショーダウン」シリーズのメインイラストレーター兼キャラクターデザイナーとして知られ、「アート・オブ・ファイティング2」、「キズナタッグバトル」、「キング・オブ・ファイターズ」シリーズなど、多くのSNKシリーズを手がけている。
「『サムライ・ショーダウン』のときは、あまりの忙しさに肩がこり、吐き気をもよおしながら絵を描いていました」と白井氏は語る。
「SNKを退社してからは漫画家、イラストレーターとなり、ゲーム業界とは距離を置いてオリジナル作品の制作に専念しています。ただ、今でも声をかけてもらえるのは、当時の私の作品を認めてくれているのと、同僚がとてもフレンドリーだったからだと思います」と付け加えた。
白井氏は何度も中東地域を訪れ、アニメニア・アブダビ2024に招待された日本人アーティストの一人でもある。彼女はイベントでファンに会えたことをとても喜んでいた。
「どの国(GCC諸国)の人たちも笑顔が素敵で、一緒にいると幸せな気持ちになれます。イベントのスケジュール上、文化に触れる機会が少ないのが残念でした。また食べ物がおいしいことは実感しました。行ったことのない国や都市がたくさんあります。中東の伝統的美術などを体験しにまた行きたいです。中東のイラストレーターやクリエイターとも交流したいです」と彼女は付け加えた。
最近はカードゲームのイラストを手がけたり、個展やグループ展を開いたりしているという。
ゲームやアニメ、マンガのイラストレーターを目指す人へのアドバイスについて、白井氏はこう語る: 「ゲーム、マンガ、アニメ以外のものもたくさん見て、学んで、感動して、覚えて。絵がうまい、話がうまいというのは、知識の幅と量に比例します。それが自分の武器になるのです」