
東京:任天堂は、ビデオゲーム「ゼルダの伝説」の待望の実写映画化で、2人の英国人俳優が主役を演じることを発表した。
公開は2027年5月で、「スーパーマリオ」から「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」まで、近年興行収入を席巻したゲームの映画化の流れに加わる。
ボー・ブラガソンがゼルダ姫を、ベンジャミン・エヴァン・エインズワースがリンク(モンスターだらけのファンタジー世界を剣で戦い抜くエルフの戦士)を演じる、と任天堂は水曜日にソーシャルメディア・プラットフォームXで発表した。
「この2人を大きなスクリーンで見るのをとても楽しみにしている」と、ゲームデザイナーで任天堂の重役である宮本茂氏の投稿は述べている。
『スーパーマリオ』の共同プロデューサーである宮本氏は、1986年に『ゼルダ』の世界を創造した。それ以来、この大人気シリーズは世界中で1億4000万本以上のゲームを販売している。
その最新作である2024年の『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』では、主人公が乙女心を捨て、初めてヒロインとなった。
ブラガソンはイギリスのテレビシリーズ「スリー・ガールズ」や「レネゲイド・ネル」に出演したことがあり、エインズワースは2022年の映画リメイクでピノキオの声を担当した。
この発表に先立ち、ネット上では、HBOのヒット番組『ユーフォニアム』で知られる米国のトランス女優ハンター・シェーファーがゼルダ役に抜擢されるのではないかという憶測が飛び交っていた。
『メイズ・ランナー』3部作のウェス・ボール監督がメガホンを取るこの映画は、ゼルダにとって初の大スクリーン作品となるが、同ゲームは1989年に13話のアニメシリーズとして映画化されている。
ヒットゲームの映画化はビッグビジネスとなっており、任天堂の『スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は2023年第2位の興行収入を記録した。
日本の「エルデン・リング」や米国のライフシミュレーションゲーム「ザ・シムズ」シリーズなども映画化されている。
AFP