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寿司の帝王がリヤドにポップアップレストランをオープン

10月15日、リヤドのフォーシーズンズホテルで、シェフのノブ・マツヒサ。(ジヤド・アラルファジ)
10月15日、リヤドのフォーシーズンズホテルで、シェフのノブ・マツヒサ。(ジヤド・アラルファジ)
24 Oct 2019 12:10:40 GMT9

ヌール・ヌガリ リヤド 

  • ノブレストランのキャンセル待ちリストは1万人。サウジアラビアの首都にホテル計画も

世界的に有名な寿司シェフのノブ・マツヒサがリヤドへと向かっている。サウジアラビアの首都の中心部にポップアップレストランをオープンするが、予約は完売。キャンセル待ちリストには1万人の名前が記されている。

中東の他の都市では、ドバイでは有名なノブレストランが開店10周年を迎えており、ドーハにもレストランがある。

「リヤドをもっと知ることができることに、本当にわくわくしています」とマツヒサは述べた。ニューヨーク、ロンドン、ロサンゼルスその他の自身のレストランには、すでに多くのサウジアラビア人常連客がいる。 

ジッダとリヤドのポップアップレストラン以外に、サウジアラビア王国でのノブの足跡は増えていくのだろうか、との問いには、「一つ一つ段階を踏んでいくのが私の流儀です」と答えた。 

膨大なキャンセル待ちリストに多くのレストラン経営者がほくそ笑んでいるが、マツヒサは違う。ポップアップレストランでの食事のために待機しなければならない人に「罪悪感」を覚えるのだという。

最初のノブレストランが東京に開店したのは20年前のことだが、当時は、ノブは伝統的な日本社会にとってはきわめて現代的すぎると見なされた。 

「私の料理を受け入れない方がたくさんいました。しかし、20年の時を経た現在では、私の料理は日本でも刺激を与えています」という。

成功の秘訣を尋ねると、胸に手を当てて、「いつも真心こめて調理するのが私のやり方です」と語った。 

世界各地のノブのレストランのシェフ全員がポップアップレストランのためにサウジアラビアの首都に来ている。「リヤドチームには、我が家族へようこそ、と述べたいのです」とマツヒサはいう。

マツヒサは事業をホスピタリティ業界へと拡大しており、10軒のホテルからなるホテルチェーンを所有している。「レストランのコンセプトとホテルのコンセプトは基本的に同じものです。おもてなしを通じてお客様を幸福にする、というものです。私はお客様の笑顔を見るのが好きなのです」と語った。 

ホテルを開業するというアイデアはビジネスパートナーである伝説的な俳優ロバート・デ・ニーロのおかげだと、マツヒサは考えている。そして、「ラスベガスにオープンした最初のレストランとホテルは、大成功を収めました」と付け加えた。 

「現時点でラスベガス、ロンドン、マイアミ、イビサ、マルベーリャ、バルセロナ、ロスカボスにホテルがあり、今後も多くのホテルが開業予定です」。リヤドは近日開業予定のリストに載っている。

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