



アミーラ・アビッド
ジェッダ発: 「地球上で最も幸せなレース」として広く知られているカラーランは、土曜日、ジェッダの海岸にあるサウジアラビアでの最終ゴールに到達し、その名にふさわしく、レースの幕を閉じた。
10,000人以上の白いTシャツを着た笑顔のランナーたちが、1kmごとに緑、黄色、オレンジ、ピンクの粉に染まりながら完走した。
より元気で健康的な生活を目指して走る参加者たちの白いシャツは、様々な色で満たされてゆく白いキャンバスとなった
サウジアラビアに滞在するフィリピンからの駐在員は、この色を見ると故郷を思い出すという。
「このイベントは毎年フィリピンで開催されています。」と、31歳のフィリピン人駐在員であるロイ・ブキャド氏は話す。 「みんなが友達として参加する楽しいイベントなんです。 これが、ジェッダで開催されたのには、驚きました。故郷で開かれていたイベントとほとんど変わりありません」。
豆知識
別のランナーは、次のように述べている。「カラーランは、すごくハッピーで自由だわ。私が好きなところは、各中継地点で色のついた粉をかけられるところよ」。
アーネル・ガリドーさんはアラブニュースに次のように述べている。「私はサウジアラビアに6年間住んでいて、たくさんのことをやりそこねてきてしまっていたわ。このイベントでやっと巷の話題とっているイベントに参加することができたわ」。
約4万人のカラーランナーがサウジアラビアでの2つのイベントに参加し、走ったり、ジョギングしたり、歩いたりしながらゴールインした。
フィットネスコーチのリハム・カマルさんは、このイベントのディスプレーが素晴らしかったと述べている。
「このような種類のアクティビティは、子供と大人が一緒に楽しめるので、家族ぐるみでの行動が活発になり、家族の絆を深めるのに役立ちます。」と、話す。
走った後は、DJの音楽に合わせて人々が踊ったり飛び跳ねたりし、それぞれが手にしている色の粉を一斉に空中に放り投げた。 5kmを完走した後でも、人々はエネルギーに溢れていた。
このカラーランは、トップレベルのエンターテイメントをサウジアラビアに招致し、そこに暮らす人々のライフスタイルを豊かにすることを目的としたエンターテイメント総局(GEA)の取り組みの一環である。
第一回目のカラーランは3月にアル・コバールで開催され、10,000人以上が参加した。
世界最大のランニング・シリーズであるカラーランは、これまで世界中40か国以上の国々で、700万人以上のランナーが参加している。
サウジアラビアは、エンターテイメント部門への投資を促進し、ビジョン2030の戦略的目標の達成を支える経済活動を強化するための努力を行っているところである。
GEAは、今年、各都市と地域にエンターテイメント・シーズンを導入し、地元の投資家と中小企業の参加を奨励している。