
アメエラ・アビド リヤド
イタリアのデザインプロジェクトのリーダーたちは、サウジアラビアの文化を国際的な創造プロジェクトで活用することを目指している。
マテーラ・オープン・デザイン・スクールは、2019年の文化プログラムを基礎に、トークとワークショップでサウジ・デザイン・ウィーク(リヤド・シーズンの一部)に参加してきた。
オープン・デザイン・スクールのコーディネーターであるマルコ・ラテルツァ氏はアラブ・ニュースに次のように話す。「これは文字通りの意味の学校ではありません。先生も生徒もいません。全員が学び、全員が教えます。学際的な実験を行う生きた研究プロジェクトなのです」
「私たちの目的は共有することなので、実験的なことを試しています。私たちは(デザインを)試し、誤りを犯し、改善の努力をします。モデルを作り、興味を持つ人たちと共有したいと考えています」
「私たちはサウジアラビアと関わることを目指しています。私たちの中には、ヨーロッパ、ブラジル、南アフリカ各地からの人材がいます。異なる経歴や文化が融合されていることが私たちの強さの源です」と南イタリア、マテーラ県モンテスカリオーゾ出身の建築家であるラテルツァ氏は語る。
ラテルツァ氏は、オープン・デザイン・スクールのマネージャー、パスクアーレ・モンテムッロ氏のすすめでリヤドを訪れた。そのモンテムッロ氏は語る。当スクールは、異なる経歴を持つ人たちの知識を融合することに主眼を置いています。私たちは、イタリアとヨーロッパの各地から集まっています」
「ですから、私たちにとっては自分たちのモデルを世界の別の場所に提示し、反応を見て、そこから学ぶことがとてもおもしろいのです。ここ(リヤド)にいること、そしてサウジ・デザイン・ウィークに参加することで、すばらしい機会を得られています」
このスクールが運営するデザイン・ウィークのワークショップには、ゴム印を彫ってサウジアラビアとイタリアの文化を結合させた柄を作るものなどがある。