
アラブニュース
リヤド:ムハンマド・ビン・サルマン財団(ミスク財団)の子会社であるマンガプロダクションズは、2021年のサウジアラビアにおける「最も働きがいのある会社」に選出された。
同社は、「ジャーニー」などの世界的に有名な映画の制作に必要な創造性の発揮を可能にする、革新的で刺激的な労働環境により、ベスト・カンパニーズ・グループのプログラムの一環として、この栄誉に輝いた。
マンガプロダクションズCEOのイサム・ブカーリ博士は次のように述べた:「マンガプロダクションズでは、人材が最も重要な財産であると考えています。成功のためには、物事を成し遂げ、創造性を刺激し、奮い立たせる労働環境が必要であり、これについて、同社の役員やミスク財団の支援のもと、過去数年間にわたって取り組んできました」。
「この認定証は、労働環境であれ、今後のプロジェクトであれ、さらなる成功のきっかけとなり、未来の英雄たちを鼓舞することになるでしょう」と、同氏は付け加えた。
マンガプロダクションズの人事部長のハッザー・アルスバイエ氏は、次のように語った:「マンガプロダクションズは、弊社の使命、ビジョン、目的にかなうクリエイティブな職場環境を維持するために常に努力しています。2021年のサウジにおける最も働きがいのある会社として弊社が認定されたことを誇りに思います」。
「最も働きがいのある会社」プログラムの認定は、職場のエンゲージメントの世界基準として認められている。
認定授与のプロセスは、マンガプロダクションズのチームによる人事評価と、安全かつ機密が保持されたプラットフォーム上での従業員調査から始まった。
調査の対象となった要素には、リーダーシップ、企業および社会的責任、職場や社内手順、従業員エンゲージメント、チームワークおよび人間関係、報酬と福利厚生、そして最後に人事慣行が含まれる。
この調査は、東京とリヤドにあるマンガプロダクションズの2つの事務所で実施され、その後、同組織が収集したデータを分析し、マンガプロダクションズのエンゲージメント水準、ベンチマーク成績と共に浮上した重要なテーマを特定し、提案を行った。
マンガプロダクションズは、際立ったクリエイティブコンテンツを含むプロフェッショナルな作品を通じて、サウジのメッセージを世界に伝えることを目指したアニメーションプロジェクトやビデオゲームを制作している
同社はまた、知識移転を行い、サウジのクリエイティブ産業のローカライズを行うために、サウジの才能ある人々を対象に、日本の東映アニメーションのスタジオでの研修の機会も提供している。
「ジャーニー」は、同社史上最大の画期的作品の1つで、同社はアラブ世界やさらにその先の世界における、確固たる目的意識を持ったクリエイティブコンテンツ制作の先駆者や世界的なリーダーになることを目指している。
静野孔文氏が監督したこの作品は、アラビア半島と中東の古代文明に関する壮大な物語を展開し、次世代のための歴史ファンタジーを作り上げた。