
アミン・アッバス
ドバイ:アニメシリーズ、ルパン三世のウェブサイトに、ベテラン声優小林清志さんが長年務めた次元大介役から勇退することが掲載された。
「時代」と題されたこのアニメの「エピソード0」は、彼がこのキャラクターの声優を務める最後の作品となる。
小林氏は、ルパン三世シリーズで唯一残っている初代オリジナルキャストメンバーであり、1969年から次元大介の声を担当している。
小林氏は特別メッセージの中で、次のように述べた。「俺にとってルパンは一生ものの仕事であった。命をかけてきた。90歳までやっていたかったが残念。歳を取りすぎてもう無理だった」
「一部の方々から言われることがあるのは、次元は歳をとった、聞きづらい。当たり前だ、わたしゃ齢88歳であるぞ。俺なりに努力した結果だ」
「これまで応援してくれた人たちにお礼を申し上げる。ありがとうございました。ルパン、俺はそろそろずらかるぜ。あばよ」と、彼は付け加えた。
後任の声優、大塚明夫さんは、次元大介が小林さん以外の人に演じられるのを聞きたくないと言っていたが、正式に引き継いだからには次元大介の解釈に一生懸命取り組むとのこと。 「江戸の粋、江戸っ子、JAZZ、胸にしっかり刻んで…」と大塚氏は述べた。
ルパン三世パート6では、2つのキーワードを中心にストーリーが展開する。「第1クール」(四半期)のキーワードは「ミステリー」。泥棒のルパンはイギリス政府を陰で操る謎の組織「レイブン」が隠したお宝を追っているが、探偵シャーロック・ホームズがルパンの前に現れる。センタイ・フィルムワークスがこの新しいアニメのストーリーを以下のように説明している。
紳士な泥棒ルパン三世が帰ってきた。彼は準備万端次の仕事を成功させようとしている。ただしそれは伝説の探偵シャーロック・ホームズが黙って見ていればの話だが!ホームズの長年のパートナー、ワトソン博士が殺され、容疑者リストのトップに上がったのは、他でもないルパンだった。ホームズが素早く近づく中、生き延びて盗みを続けるため、ルパンは自らの無実を証明し、レイブンという名の陰の組織を屈服させなければならない。