
ロサンゼルス時事:米アカデミー賞の前哨戦となる第79回ゴールデン・グローブ賞(ハリウッド外国人記者協会主催)の各賞が9日(日本時間10日)発表され、濱口竜介監督(43)の「ドライブ・マイ・カー」が非英語映画賞(旧外国語映画賞)を受賞した。
同作は、3月に授賞式が行われるアカデミー賞でも国際長編映画賞部門の日本代表に選ばれており、ノミネートに弾みをつける結果となった。
Congratulations to all the nominees and an extra special congratulations to Drive My Car on the #GoldenGlobe for Best Non-English Language Motion Picture. pic.twitter.com/IwpiHa7qPo
— Golden Globe Awards (@goldenglobes) January 10, 2022
同作は、村上春樹さんの同名短編小説が原作。妻を亡くし喪失感にさいなまれる主人公が、ある過去を抱える寡黙な運転手の女性と出会い、自分自身を見詰め直す姿を描く。
同作は、昨年のカンヌ国際映画祭で濱口監督らが脚本賞を受賞。今月8日(日本時間9日)には、権威ある全米映画批評家協会賞で作品・監督・脚本賞に輝き、主演の西島秀俊さん(50)も主演男優賞に選ばれるなど、国内外で高く評価されている。
また、テレビ部門の助演男優賞は、韓国で制作された連続ドラマ「イカゲーム」で最高齢のゲーム参加者オ・イルナム役を演じたオ・ヨンスさん(77)が受賞した。
時事通信