
ヘブシ・アルシャマリ
リヤド:2日、伝統料理に焦点を当てた料理本『Cooking Her Heritage, Saudi Arabia』がディルイーヤ・アート・ビエンナーレ財団から発売された。
本の出版に加わったのは5人の女性―アワティフ・アルクニービット博士、サハル・ジャマル氏、ベゴーニャ・マテオス氏、ジャクリーン・ジャッカマン氏、クリスティーナ・サンチェス氏だ。
ジャッカマン氏は次のように述べた。「私たちはこの本『Cooking Her Heritage, Saudi Arabia』によって、サウジアラビア各地の伝統料理を紹介するだけでなく、写真を通してこの素晴らしい国の美しさを伝えられることに誇りを持っています」
シェフのジャマル氏はこう説明する。「この本は古代の、古くからあるレシピに人々や食べ物、自然景観、モニュメントといった息をのむほど美しいオリジナル写真を組み合わせた文化的傑作です」
この本には100以上のレシピが掲載されており、文化的真正性、地域の伝統、食べ物に対する愛の物語を伝えている。
5つのセクションに分かれており、それぞれにサウジアラビア各地の郷土料理が掲載されている。定番の代表的なサウジ料理にスポットを当て、国内の家庭で長年受け継がれる料理の秘訣や調理法も公開している。
本書はハードカバーで出版され、調和のとれた色合いに、超高級紙が使用されており、中にはサラダ、スープ、パン、メイン料理、デザート、飲み物などの食欲をそそるような記載が数多くあり、コーヒーテーブルに置くのにぴったりだ。
著者らによると、サウジの女性は自分たちを喜んで家に招き入れ、料理にまつわる家族の物語を惜しみなく話してくれたので、多くのレシピが手に入ったという。
「読者のみなさんは、この本のページをめくりながら、私たちがサウジアラビア各地を旅した時のように、サウジ料理の起源やサウジの人々の温かさを(確実に)感じていただけるのではないかと思います」とアルクニービット氏は述べた。
また同氏は、この本はサウジアラビアの女性がどれほどさまざまな職業で専門的な能力を発揮しているかを示す「良い例」でもあると話す。
発売記念イベントに参加した社会、文化、メディア関係の著名人らは、著者の功績を称賛した。