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サウジのバイデン氏をからかうコメディーは米国でどのように拡散されたか

MBCが制作したこの映像は、バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領をからかったとして、先週ソーシャルメディアで拡散された。(スクリーンショット)
MBCが制作したこの映像は、バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領をからかったとして、先週ソーシャルメディアで拡散された。(スクリーンショット)
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20 Apr 2022 02:04:11 GMT9
20 Apr 2022 02:04:11 GMT9
  • アメリカのメディアはその映像を過剰に分析し、同番組が以前オバマ氏、トランプ氏などを嘲笑した事実を無視した 
  • 元サウジアラビア駐米大使のトゥルキ・アル・ファイサル王子は、米国メディアは「もっと面の皮を厚く」すべきだと述べた

アラブニュース

ロンドン:ジョー・バイデン米大統領の活気のないスピーチと失言をからかうスケッチコメディーの拡散を、米国の評論家はサウジアラビアとの関係悪化の兆候として受け止めてしまった。 

しかし、多くの意見に反して、米国大統領のほぼ全員、そして他の多くの国際的な政治家らも、以前にサウジアラビアのテレビでからかいの対象となっていたことを、ほとんどの分析は見落としていた。

ブルームバーグ・アッシャルクの編集長であるモハメド・アルビシ氏はこうツイートした。「深刻に、または個人的に受け止めないで……西洋の大統領らは全員、サウジアラビアのテレビでものまねされてきたのだ」

ボリス・ジョンソン英首相とバラク・オバマ前米大統領をからかうサウジアラビアの番組

MBCのラマダン期間中に放送されるコメディー番組「スタジオ22」が制作したこの映像は、先週、バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領をからかったとしてソーシャルメディアで拡散された。

この映像では、バイデン氏は高齢で無能であるように描かれており、発言の途中で眠ってしまうが、女装した男優が演じる副大統領が大統領に何を言うべきか伝え、間違いを正している様子が描かれている。 

このコメディー番組は、バラク・オバマ前米大統領とその後任のドナルド・トランプ米大統領を含む、米国およびその他欧米の大統領らをからかいの対象にしてきた。

FOXニュース、ニューヨーク・ポスト、ビジネス・インサイダーなどのさまざまな米国メディアは、この最新のコントをサウジアラビアからのメッセージと解釈し、この映像が「我が国にとってかなり恥ずかしく、かなり屈辱的である」と述べている。

FOXニュースはさらに、米国の長年の同盟国であるサウジアラビアは「テレビ用コントの制作でちょっと(あまりにも)忙しかったため、バイデン大統領の石油増産を求める電話会談に応じなかったのだと判断した。

「世界のガソリンスタンドは、我々の大統領を物笑いの種にしており、ビジネスにとっては良くない」とFOXニュースのアメリカ人保守系政治コメンテーターであるジェシー・ワッターズ氏は述べた。「アメリカが戻ったというのは、何だったんだ」

問題の事件は、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が最近バイデン大統領からの電話を受けることができず、代わりに延期を選択したことに触れていた。

ニューヨーク・タイムズは、このコントはバイデン政権に対するサウジアラビア政府の冷淡な見方を示していると分析した。ビジネス・インサイダーは、サウジアラビアと米国の関係が「どん底にある」ことを考えると、この映像は注目に値すると述べた。

多くの世界的指導者らが以前「スタジオ22」で取り上げられ、からかわれてきた。これは、このスケッチコメディーがもっぱら米国とサウジアラビアの関係に反応して制作されたという理論を否定するものだ。 

同番組は最近、ボリス・ジョンソン英首相とアメリカ合衆国のロイド・オースティン国防長官が、2人の間に立っているウクライナ人女性難民を誰が受け入れるかをめぐって議論するコントにより、両者をからかいの対象にした。

2人は互いに脅し合い、最終的に女性の首に巻いてあるリボンを引っ張ろうとする。

その女性は2人を止め、自分の夫と息子に紹介する。そこでジョンソン氏とオースティン氏は興味を失い、この女性を引き取るべきでないのはどちらかを争う。最後は、小走りに戻って来て手を舐めて髪を撫でつけるジョンソン氏をオースティン氏がステージから、無理やり退場させる。

ドナルド・トランプ元米大統領をからかうサウジの番組。

今回の騒ぎに反応して、サウジアラビアの総合情報局元長官、元駐米大使・元駐英大使であるトゥルキ・アル・ファイサル王子はアラブニュースのコラムで次のように書いた:「私は、ジョー・バイデン大統領をからかったサウジアラビアのテレビ番組におけるスケッチコメディーについて、米国メディアの喚きっぷりを面白おかしく見ている。

「コメンテーターや専門家は、「侮辱的だ」、「サウジアラビアが米国の仲間でないことを物語っている」、「ムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドル アジーズ・アール・サウード皇太子殿下がバイデン大統領に面会を拒否されたことと、カショギ氏殺害に関するCIA文書の公開についての仕返しだ」「米国民への侮辱だ」などと憤慨しているが、実に驚くべき反応である」

トゥルキ王子の記事はアラビア語で拡散され、強い声明で締めくくられた。「アメリカのメディアや専門家と呼ばれる人たちに言いたい:ユーモアを笑ってほしい。長い間、我々はアメリカのメディアや政治家たちからのからかいに耐えてきた;あなた方が我々のユーモア溢れるからかいに耐えるのは、当然のことなのだ。お互いにしかめっ面をするのではなく、ともに笑おう」

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