
ガディ・ジューダ
リヤド:自閉症スペクトラムを有するサウジアラビアの若者らは、9月16日金曜日にリヤドで開催されたホール4の演劇など様々な取り組みを通じて才能を発揮している。
自閉症家庭支援協会(Charitable Society of Autism Families)は、演劇舞台芸術委員会と協力し、技術職業訓練公社のアル・レイヤン劇場で9月18日日曜日まで上演される演劇ホール4を主催した。
同演劇は、未来に向かう駅を舞台とする物語を通して、アラブの現代作品や歴史的作品の喜劇や文学作品の登場人物を思い起こさせるものだ。同イベントは午後8時から午後9時まで開催される。
このパートナーシップは、自閉症スペクトラムを有する個人やその家族への支援を目的としている。またサウジアラビア社会での認識と知識を向上させ、自閉症を有する人々が健康で活動的な生活を送れることも目指している。
自閉症家族支援協会の会長であるサウド・ビン・アブドルアジーズ・ビン・ファルハン・アール・サウード王子は、アラブニュースに対して次のとおり語った。「パートナーシップ、特にこのパートナーシップを通じて、我々は、自閉症と診断された人々に対する認識を高め、本人とご家族を支援することを目的としています」
「我々は、若者たちが演劇に興味を示し、参加してくれたことに感激しています。才能ある若いメンバーが、この旅で我々と共に成長し、進歩していくのを目の当たりにできてとても誇らしく、また、彼らの家族の笑顔と誇らしげな様子を見て非常に幸せだと感じています。私たちのメンバーのように楽しく幸福な舞台となることを願い、皆さんに楽しんでいただきたいと思います」と付け加えた。
SAFは2009年に設立され、自閉症を有する若者とその家族を支援するための様々なプログラムや活動を立ち上げている。同協会のプログラムには、カファラ活動、ソサエティ・ストーリーズ、心理指導、スポーツやレジャー、リシャット・テイフ、家族トレーニング、研修および人材採用などがある。
サウード王子は、「我々SAFは、政府機関や民間企業と多くのパートナーシップを築き、その結果、自閉症の人たちに素晴らしい機会を提供することができました。文化省とのパートナーシップにより、自閉症の若者が演技の才能を発揮し、それを世界に示すことができるようになったことを誇りに思います。また、サウジアラビアの社会に良い影響を与え、自閉症の若者とその家族を支援する他の組織との長期的なパートナーシップを期待しています。」と述べた。
彼は、サウジアラビア国内の意識と知識を高めることによって、自閉症にまつわるスティグマを減少できると付言した。
「我々の中核的目標には、社会的な意識を高め、社会の組織構造を支援することが含まれます。我々の大切なメンバーとそのご家族が関わる政府および民間セクターとのパートナーシップを確立することによってこれを達成できます」
さらに彼は、この問題に関しては数多くの将来計画があるとして、次のように付け加えた。「私たちは、適切な訓練、認識、知識、そして継続的支援があれば、自閉症を有する人を含む家族は、自閉症への対応をスムーズに適応させ、健康で活発な生活を送れると固く信じています」
ホール4の劇は9月18日まで、技術職業訓練公社のアル・レイヤーン・コンプレックス劇場で20時から21時まで上演されています」