
リヤド: サウジアラビアの文化省と教育省が、若い世代にマンガ制作術を教える「マンガ教育プログラム」を開始した。このプログラムは、公立学校・私立学校・インターナショナルスクールの中高生を対象に「マドラサティ・プラットフォーム(Madrasati Platform)」で実施される、バーチャル課外活動の一環である。
プログラムは10回の授業で構成されており、その内容は日本の大学の専門家によりベストプラクティスと国際基準に従って構築された。プログラムの目的は、キャラクターの創作、ストーリーの執筆、絵コンテの描き方など、コミック制作に必要なスキルを学生たちに習得させることである。
マンガは、日本のコミックブックやグラフィックノベルのスタイルの1つで、漫画絵を使って制作されており、西洋のコミックとは違って右から左方向へ読み進める。
このマンガプログラムは、芸術的価値を促進し、国の文化的アイデンティティに触発されたアート作品の創作を学生たちに動機付けることを目的とした、両省のパートナーシップの一環として行われる。公教育に芸術を取り入れることで文化的能力を向上させるという、より大きな戦略の一環でもある。