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「薬膳サーモン」が登場=国産の養殖魚、機能性もPR

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14 May 2023 11:05:28 GMT9
14 May 2023 11:05:28 GMT9

サケ・マス類を海や陸上で養殖したブランド魚「ご当地サーモン」が各地で生産される中、複数の産地で養殖された「薬膳サーモン」の人気が高まっている。

今やすしネタなどで、マグロなどをしのぐほど人気のサーモン。ノルウェーやチリ産が主力で、国産は北海道から九州まで多くの地域でニジマスなどの養殖魚が、ブランドサーモンとして生産されている。

地域を限定せず、餌にこだわったのが薬膳サーモン。水産会社「BKTC」(東京・千津井由貴社長)が、北海道や静岡県の養殖業者の協力を得て、ミカンの皮を乾燥させた陳皮や松の実など、数種類の薬膳食材を餌に使ってニジマスを飼育。昨年秋から出荷している。

養殖した薬膳サーモンには、尿酸値の抑制効果が報告されているアンセリンが含まれているため、今年の4月下旬から機能性表示食品として販売している。水産物の機能性表示食品はカンパチなどがあるが、サーモンでは初めて。

薬膳サーモンは、これまで札幌市や横浜市のレストランで提供されているほか、兵庫県では回転ずしのネタにもなっている。今夏には、東京都港区の「薬膳レストラン10ZEN」で、鍋料理としてメニュー化される予定。

同店の関係者は、「サーモンは人気がある上、国産で上品な脂の乗りで、機能性をアピールできることも強み」と話す。

今後、薬膳サーモンは鹿児島県でも養殖する方向で調整が進められているほか、鳥取県でブランドサーモンを養殖する業者からは、薬膳の餌を提供してほしいといった要望もあるという。

時事通信

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