
東京:ソニーは9日、通期の純利益と売上高の見通しを上方修正した。ゲーム分野、音楽分野、イメージセンサー分野の好調が要因としている。
日本のエレクトロニクス大手である同社は、2024年3月通期の純利益見通しを従来の8600億円から上方修正し8800億円(58億ドル)とした。
通期売上高見通しについても、前回予想の12兆2000億円から12兆4000億円に引き上げた。
ソニーは決算発表の中で、「売上高は、主にゲーム&ネットワークサービス分野、音楽分野、イメージング&センシング・ソリューション分野の売上が想定を上回ったことから、8月時点の見通しを上回る見込み」と述べた。
円安がゲーム分野と音楽分野を押し上げた。後者は「ストリーミングサービスからの収入増加」にも支えられたという。
ソニーにとってゲーム分野は一貫して主要な原動力の一つであり続けている。同社は新型PlayStation 5を2500万台販売することを目標に掲げている。
イメージセンサー分野については、車載向けおよび産業インフラ向けの需要減少見込みにより一部相殺されるものの、為替の好影響により売上は堅調に推移する見込みとしている。
AFP