
政府は18日、法の支配など価値観を共有する「同志国」の軍が対象の「政府安全保障能力強化支援(OSA)」として、フィジーに小型警備艇と小型救難艇の導入費用4億円を供与すると発表した。OSAの適用は4例目。太平洋島しょ国では初となる。
外務省によると、供与する小型警備艇などを活用し、オーストラリア軍がフィジー軍の教育・訓練を実施する方向で調整。日豪両国が連携し、中国が影響力拡大を図る太平洋島しょ国を支援する。
政府は既に、フィリピン、バングラデシュ、マレーシアにOSAを適用。今回のフィジーで、今年度の実施分は終了となる。
時事通信