• エジプトは1月1日に正式メンバーとなって以来初めてBRICSの協議に参加している
• エジプトのビジョンと提案には、世界経済システム改革のためのメカニズムに対する支援が含まれていた

ゴブラン・モハメド

カイロ：多国間経済関係担当外務副大臣でBRICSのエジプト代表を務めるラギー・エル・エトレビー大使は、モスクワで開催されたBRICSの会合においてBRICS間の協力と協調を強化するためのエジプトの計画が幅広い支持を得たと述べた。

エジプトのビジョンと提案には、世界経済システム改革のためのメカニズムを支援することや、国際的な金融・通貨の枠組みにおける開発途上国の経済的比重の高まりを反映し、途上国の代表を増やす努力を推進することなどが含まれていた。

また、提案された計画にはBRICS加盟国とアフリカ大陸との結びつきを強化し、BRICS諸国への投資に関係する組織間の連携を確立し、BRICS諸国間の決済システムの開発に取り組むことも含まれる。

エジプトは今年1月1日に正式メンバーとして加盟して以来、BRICSの協議に初めて参加している。

エル・エトレビー氏は、今回の会合は今年議長国ロシアが主催する一連のBRICSのイベントの最初のものであると述べた。

同氏はエジプトのBRICS加盟は、BRICS諸国からの投資を誘致するためにエジプト経済が多くの機会を提供していることに加え、様々なレベルにおけるエジプトの戦略的重要性と地域的・国際的レベルでの平和と発展の促進への貢献に合致するものだと述べた。

また大使は、BRICS内でのエジプトの優先事項には、産業変革の取り組みの推進や、エネルギー、食料安全保障、技術移転、ロジスティクスの分野での協力の強化も含まれると付け加えた。

さらにエル・エトレビー氏は、今回の会合では議長国ロシアの下、10月にカザンで開催されるBRICS首脳会議に向けて作成された今年度の行動計画の主要点について検討が行われたと述べた。