
EXIMリヤド:サウジ輸出入銀行(EXIM)が調印した新しい協定は、王国と日本の二国間貿易を促進する構えだ。
サウジ国営通信が報じたところによると、日本の政府系保険会社である日本貿易保険(NEXI)と締結された覚書は、二国間関係の強化、製品・サービスの交換の促進を目的としている。
このMoUを通じて、両組織はより円滑な国際貿易を促進し、財務上の損失を最小限に抑え、包括的な保険ソリューションを提供し、非石油輸出を促進し、世界市場に貢献するというサウジの同銀行のコミットメントと一致する。
サウジEXIM銀行のサード・アル・カルブ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べた。「このMoUの調印は、国際機関との戦略的パートナーシップ構築に対する我々のコミットメントと絶え間ない努力を反映したものです」
彼は、サウジの産業部門の目標に沿った国際的なパートナーシップ構築の戦略的重要性を強調した。
「サウジ輸出入銀行では、非石油サウジアラビア経済に力を与え、国内総生産への貢献度を高めるための与信ソリューションを見出すことに取り組んでいます」と付け加えた。
この協定の下、双方は政治的・商業的リスクなど、国境を越えた取引に関連する様々なリスクを特定・軽減するために緊密に協力する。
アル・カルブ氏は、日本がサウジ製品の流通拡大に熱心な主要グローバル市場のひとつであることを強調した。
「我々は、NEXIとの協力を通じて、商業関係を強化し、投資を多様化し、有望な投資機会から利益を得ることを期待しています。
サウジ輸出入銀行は、資金調達のギャップを埋め、国内の輸出業者が直面するリスクを軽減することで、サウジの非石油輸出を可能にし、発展させる上で重要な役割を果たしています。
これは、2030年までにサウジの非石油輸出の貢献度をGDPの50%まで引き上げることを目標とする「ビジョン2030」の目的に沿ったものです」
日本の岩田和親経済産業副大臣は11月、サウジアラビアのイブラヒム・アル・ムバラク投資大臣補佐官と東京で会談し、今後の協力関係やサウジ・日本ビジョン2030について話し合った。
経済産業省の報告によると、両大臣は両国間の経済関係の深化について合意した。
同省によると、2017年に策定されたサウジ・日本ビジョン2030は、両国の戦略的パートナーシップに強力な方向性を与え、その後の数年間で、ビジネスや文化など様々な分野での数多くの協力プロジェクトにつながったという。