
リヤド:クウェートの2月の対日貿易黒字は、輸出が輸入を大幅に上回り、エネルギー製品が牽引して前年同月比53.4%増の6億5200万ドルに急増した。
クウェート通信によると、2024年2月の対日輸出全体は前年同月比34.2%増の6億7300万ドルに急増し、2ヵ月ぶりの増加となった。
一方、日本からクウェートへの輸入は、2023年同期比14.4%減の1億2,100万ドルとなった。
国営通信によると、中東の対日貿易黒字も2月に前年同月比0.4%増の53億ドルに達した。
原油、精製品、液化天然ガス、その他の天然資源は、中東地域の対日輸出総額の96.3%を占め、2月は1.5%増加した。
同様に、中東地域の日本からの総輸入は2月に前年同月比で4%増加した。
報告書はまた、日本が2月に2ヵ月連続で25億ドルの世界貿易赤字を記録し、前年比59.2%減少したことを強調した。
中国は2月も日本の最大の貿易相手国であり、米国がそれに続いた。
今月初め、信用格付け会社フィッチは、クウェートの外貨建ておよび現地通貨建てのソブリン格付けを「AA-」(安定的見通し)に再確認した。
プレス・ステートメントによると、クウェートの安定的な格付けは、その強固な財政と対外バランスシートに起因している。
フィッチによる「AA-」の格付けは、債務不履行リスクが極めて低く、財務上のコミットメントを履行する能力が高いことを示唆している。
格付け会社は、クウェートがフィッチ格付けソブリン中、最も強固な財政・対外バランスシートを維持していると指摘した。
しかし、クウェートが石油に大きく依存しているため、格付けはやや制約されていると指摘した。
「格付けは、クウェートの石油への依存度の高さ、手厚い福祉制度と長期的に維持することが困難な大規模な公共部門、一貫した財政・経済の硬直性に取り組み、債務発行を可能にする法案を承認し、政府の資金調達源を明確にする努力を妨げている政治的背景によって制約を受ける」とフィッチは述べている。