
東京:火曜日の日本国債利回りは、投資家が迫り来る日銀の国債買い入れ引き締めに備えていることから、4日連続で上昇した。
また、財務省が国債発行の平均残存期間を短縮する可能性があるとの最近の報道を受け、将来の国債供給が不透明な中、投資家は慎重だった。
火曜日に行われた20年物国債の入札は順調で、利回りの上昇に歯止めがかかった。
20年物国債利回りは0605GMT時点で1.5ベーシスポイント(bps)上昇し1.84%、30年物国債利回りも1.5bps上昇し2.19%となった。
10年物国債利回りは1ベーシスポイント高い0.995%だった。
ベンチマークである10年物国債先物は、0.1円安の143.48で取引を終えた。
日銀は7月31日に開かれる次回の政策決定会合で、「リンバン」と呼ばれる毎月の大規模な国債買い入れプログラムの縮小計画を明らかにする予定だ。日銀はまた、同じ会合で利上げに踏み切る可能性も残している。
みずほ証券のチーフ・ジャパン・デスク・ストラテジストである大森将貴氏は、「供給とりんばんの行方がはっきりするまでは、ロングエンドの利回りは徐々に上昇していくだろう」と述べた。
「長期債に投資する投資家はそれほど多くないため、ボラティリティは上昇するだろう」と述べた。
5年物国債利回りは0.5bp上昇し0.545%、2年物国債利回りは0.5bp低下し0.295%となった。
ロイター