
東京:林芳正官房長官は10日、為替相場の過度な変動は望ましくないとして、日本の当局はあらゆる手段を講じる用意があると述べた。
「為替レートはファンダメンタルズを反映して安定的に動くことが重要だ。過度な変動は望ましくない」と林官房長官は定例記者会見で語った。
「我々は為替レートの動向を注意深く観察し、あらゆる可能な措置を講じる用意がある」と語った。
林氏は、先週2日連続で円を買い支えるために東京が為替市場に介入したかどうかという質問にはコメントを避けた。
トレーダーたちは、東京が38年ぶりの安値に低迷している通貨を持ち上げるために為替介入を行ったのではないかと疑っている。
日銀のデータによると、日本は先週木曜日に最大3兆5700億円(225億1000万ドル)の介入を行った可能性がある。市場は、先週金曜日も東京が介入したかどうかを見極めるため、火曜日遅くに発表される金融市場のデータに注目している。
火曜日のドル円相場は158.62円で、日本当局の為替介入ラインとされる160円台に遠く及ばない。
日本当局は最近、為替介入を行ったかどうかを確認しないことを標準的な慣例としている。
ロイター