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フィッチ、中東情勢の緊迫化でイスラエルの格付けを「A」に引き下げ

ハイファ港の全景。(ロイター)
ハイファ港の全景。(ロイター)
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13 Aug 2024 01:08:19 GMT9
13 Aug 2024 01:08:19 GMT9
  • イスラエルのシケルは対ドルで1.7%下落し、テルアビブ市場では株価が1%以上下落した。

ニューヨーク:信用格付け会社フィッチは月曜日、ガザ紛争の長期化に伴う地政学的リスクの悪化を理由に、イスラエルの信用格付けを「Aプラス」から「A」に引き下げた。

イスラエルによるガザ戦争は、10月7日にハマスが主導した国境を越えた攻撃に端を発し、数千人の犠牲者を出し、人道的危機に発展している。

「我々の見解では、ガザでの紛争は2025年まで続く可能性があり、他の戦線に拡大するリスクもある」と格付け会社は声明で述べた。「戦争とそれがもたらす地政学的リスクに伴う格下げは当然だ」とイスラエルの財務大臣はX日に述べた。

イランでハマスの指導者イスマイル・ハニヤ氏が、ベイルートでヒズボラの最高司令官フアド・シュクル氏が殺害されたことで、ガザ紛争がより広範な中東戦争に発展する恐れが高まっている。

イスラエルのシケルは対ドルで1.7%下落し、テルアビブでは株価が1%以上下落した。

イスラエルとイランおよびその同盟国との間の緊張の高まりは、多額の追加軍事支出、インフラの破壊、経済活動や投資への損害を意味する可能性があるとフィッチは述べた。

格付け会社は、イスラエル政府が国境防衛を強化するため、軍事支出を戦前の水準から恒常的にGDP比1.5%近く増加させると予想している。

財政は打撃を受けており、2024年の財政赤字はGDPの7.8%、債務残高は中期的にGDPの70%を超えると予測している。軍事費の増大と経済の不確実性が続けば、2025年以降も債務残高は増加傾向にあると予測した。

ロイター

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