
【ニューヨーク時事】トヨタ自動車の米子会社、北米トヨタが1日発表した4月の米新車販売台数は前年同月比53.9%減の8万4694台となった。マイナスは2カ月連続。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出制限などが響き、落ち込みは3月(36.9%減)より大きかった。
トヨタ部門は53.9%減の7万4926台。主力のスポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」が55.5%減の1万5208台となったほか、中型SUV「ハイランダー」も64.3%減の6135台と低迷した。乗用車も主力セダン「カムリ」が62.3%減の1万1020台、「カローラ」が53.0%減の9245台だった。
一方、ピックアップトラックは落ち込みが比較的緩やかで、「タコマ」は30.4%減の1万4187台、「タンドラ」は19.4%減の7144台。新型コロナ感染者の少ない中西部や南部が販売の中心であることが影響したとみられる。
高級車のレクサス部門は54.3%減の9768台。SUVの「RX」が57.0%減の3232台、「NX」が51.3%減の2067台。セダンの「ES」も58.6%減の1448台だった。
JIJI Press