
東京:日本の日経平均株価は木曜日、円高が輸出企業の売りを促し、米国株式先物の下落がセンチメントを悪化させたため下落した。
0200GMT現在、日経平均は0.7%安の3万8154.95円。TOPIXは0.38%安の2,778.25だった。
東海東京インテリジェンス研究所の鈴木誠一チーフ株式アナリストは、「投資家は、アジア時間帯の米国株先物の下落を見て、ウォール街が後場再び軟調になることを予想して日本株を売った」
「しかし、日経平均は4日連続で38,000ドルの大台を超えて引けた」と述べた。
S&P500種株価指数は、中東情勢の緊迫化で投資家が動揺する中、インフレ報告書が控えめだったため、関税による物価上昇圧力への懸念が和らぎ、トレーダーは米中貿易協議の詳細を待っていた。
S&Pとナスダック先物はアジア市場でそれぞれ約0.4%下落した。
日本では、ユニクロブランドを所有するファーストリテイリングが2.1%下落し、日経平均の足を最も引っ張った。チップ製造装置メーカーの東京エレクトロンは0.7%下落した。
トヨタ自動車は1.6%、本田技研工業は0.78%それぞれ下落した。
円高は通常、海外の収益を日本の通貨に戻したときの価値を下げるため、輸出企業の株価を圧迫する。
ゲームメーカーの任天堂は、スイッチ2の販売台数が発売から4日間で350万台を突破し、ゲーム機としてはこれまでで最速の販売台数を記録したと発表し、1.33%上昇した。
玩具メーカーのコナミグループは1.6%上昇し、日経を最も下支えした。
ロイター