

日本の日経平均株価は22日、じり高となり、小幅に上昇したが、投資家はコロナウイルス感染者数の増加を懸念し続けている。
前場の日経平均は0.09%上昇して22,49.32となり、米国のS&P 500は0.4%の上昇。
日経平均では、値上がり銘柄数は105、値下がり銘柄数は116だった。
世界保健機関(WHO)が21日、世界のコロナウイルス感染者数が記録的に増加し、北米と南米が最大だったことを発表したのを受け、投資家は慎重なままだ。
米アップルが19日、フロリダ州、アリゾナ州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州の11店舗の一時閉店を発表したことも、センチメントを悪化させた。
米アップルの店舗閉鎖の発表を受け、日本のアップル関連株は下落。アルプスアルパインは1.25%安、村田製作所は1.01%安、ロームは0.67%安だった。
より幅広い市場では、TOPIXは0.04%下落して1,582.17となり、東証33業種別株価指数の半数近くが下落した。
鉄鋼株と医薬品株は、東京証券取引所の業種別株価指数の中で最大の値上がり株で、上昇幅はそれぞれ1.39%と1.26%上昇。
東芝は声明で、同社のフラッシュメモリー部門だったキオキシアホールディングスの持ち株を現金化し、純利益の大半を株主に還元する計画を発表したことを受け、6.28%急伸した。
ロイター