
カイロ:スエズ運河庁の発表によると、3月にスエズ運河で起こった巨大コンテナ船「エバーギブン(Ever Given)」の座礁により立ち往生していた船舶は、土曜日までにすべて運河を通過し、運河の開通を待って停泊中の船舶は無くなった。
スエズ運河庁によると、月曜日にようやくコンテナ船が離礁した時までに、スエズ運河の開通を待って列をなしていた422隻のうち、最後の61隻が土曜日にこの重要な海上航路の動脈を通過した。
3月23日に全長400m(430ヤード)のエバーギブン号が運河で座礁した際には、国際的なサプライチェーンは混乱に陥ったが、専門の救助隊が大規模な浚渫とタグボートで繰り返し曳航作業を試み、約1週間かけてようやく離礁に成功している。
スエズ運河庁によると、エバーギブン離礁後に到着した24隻を含め、土曜日には合計85隻の船舶が運河を通過する予定だった。
オサマ・ラビ( Osama Rabie )スエズ運河庁長官が、金曜日遅くに民間テレビ局MBC Masrに語ったところでは、同船が運河で座礁し、6日間にわたって水路を塞いだ原因についての当局による調査は水曜日に開始されている。
ラビ長官は、「調査は順調に進んでおり、あと2日ほどで結果を発表できるだろう」と述べている。
ロイター