
日本電産は9日、東欧のセルビアにハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)向けの駆動モーターなどを生産する新工場を建設すると発表した。環境規制が進む欧州市場でEVなどの需要が高まっていることから、現地生産を強化する。
日本電産は今後10年間に欧州で2000億円を投資する計画で、その大半をセルビアの新工場に充てる。欧州で同社最大の拠点となる。
セルビア北部ノビサドに2工場を建設し、2022年に完成する予定。合計で約1200人の雇用を生み出す。まずはHV用駆動モーターやエアコン用コンプレッサーなどの生産を始め、将来的にEV向けモーターも手掛ける計画。関潤社長は9日、現地からオンラインで記者会見し、「最新鋭の設備で信頼性の高い品質を達成する」と語った。
JIJI Press