
アラブニュース
リヤド:ソフトバンクから投資を受けた初のサウジアラビアスタートアップ企業であるユニフォニックのCEOアーメド・ハムダン氏は、木曜日、株式市場に上場する前に利益を上げたいと語った。
ハムダンCEOは、ドバイに本部を置く国際放送局アル=アラビーヤのインタビューで「今後6ヶ月間で、株式公開に関するより大きなビジョンを持つことになるでしょう」と述べた。同氏は、ユニフォニック社がどの市場に上場するかは明らかにしていないが、その主な基準は会社の収益性を最大化すること、提供する製品の品質の観点から適切な市場であること、投資家の意欲がある市場であること、であると述べた。
現在、サウジアラビア、UAE、ヨルダン、パキスタンにオフィスを構えるユニフォニック社は、今後5年間で、ナイジェリアを含む中東・アフリカの新市場にカスタマーエンゲージメントサービスを拡大する予定だという。
日本のソフトバンクとサウジアラビアの政府系ファンド(PIF)傘下のサナビル・インベストメンツは共同で、ユニフォニックのシリーズB資金調達ラウンドを1億2,500万ドルで主導したと、今週の発表で明らかにした。
ソフトバンクの300億ドル規模のビジョン・ファンド2は、7月にクラウドキッチンの「Kitopi(キトピ)」に4億1,500万ドルのシリーズCラウンドを主導した際に、UAEに拠点を置く企業に初めて投資を行い、その評価額はユニコーンとなる10億ドルの大台を超えた。
ハムダン氏によると、今回の投資はユニフォニックの成長に寄与するもので、同社はクラウド、人工知能、データの専門性を高めるために1,000人以上の従業員を雇用する予定だという。
2018年以降、同社の株主は投資額を2倍にしており、ベンチャーキャピタルの中でも最高のリターンを得ているという。また、過去3年間で売上高を4倍にしており、今後も高い成長率を達成するため、随時資本注入が必要になるという。
「今後3年間はこの成長率が続き、2年ごとに事業規模が2倍になることを期待しています」と彼は語る。
成長は、直接投資または買収によってもたらされるとハムダン氏は述べた。