
ディーマ・A・クデイル
リヤド:サウジアラビアのエネルギー大臣であるアブドルアジーズ・ビン・サルマン・アール・サウード王子が、サウジアラビア王国は世界最大の水素製造国を目指していると語った。
この発言はサウジ・グリーン・イニシアティブの一環として10月24日にリヤドで開かれたユース・グリーン・サミットでなされた。
同大臣は、王国は「最高・最大」の石油輸出国であり、化学製品の生産に向けて前進していると語った。
「我が国はタンクを化学製品向けに転用してきた。自国産ガスを利用して化学製品を生産し、我が国を巨大なサービスハブへと転換することが可能だ」
太陽光や風力に関してはサウジアラビア王国が最も安価に再生可能エネルギーを生産している国であることも、同大臣は強調した。
同大臣は前日のパネルディスカッションで言及された数字を思い出しながら、王国が2030年までに400万トンの水素製造を目指していることも指摘した。
アブドルアジーズ王子は、再生可能エネルギーと水を利用して水素が製造されると説明した。
「これまでの我が国の再生可能エネルギーへの探究を基に、ガスではなく電気で水素を作る独自技術を開発した」
アブドルアジーズ王子は「ブルー水素の生産に特化する予定のジャフラというガス基地がある」と付け加えた。
また、エネルギー大臣は「我が国は最大の水素供給国を目指しているので、将来の水素需要を教えてほしい」と日本やEU諸国などにアプローチしていることを明らかにした。
「サウジアラビアは全世界にエネルギーを供給する国になると決意している」