
ベイルート:サウジアラビアおよび一部の湾岸諸国との外交危機が拡大している中、深刻化する対立を協議した3時間近い会合に加わったレバノンの危機管理グループの閣僚は、レバノン政府は内閣総辞職をするわけにはいかないと語った。
アッバス・ハラビ文部科学大臣は会議後、他の緊急課題への対応が必要なため、「この国を政府不在にはできない」と述べ、対立の解決に向けて引き続き努力するとした。
レバノンのジョージ・クルダヒ情報相が、サウジアラビア主導のイエメンへの軍事介入について批判的な発言をしたことを巡って、一部の有力政治家がクルダヒ氏の辞任を求めていたが、他の政治家は反対していた。
サウジアラビアは金曜日にレバノンの大使に国外退去を命じ、すべてのレバノン製品の輸入を禁止した。その後バーレーンとクウェートも同様の対応を取り、レバノンのトップ外交官に48時間以内の退去を命じた。
ロイター