
OPECは11日(木)、エネルギーの高値のため、2021年の第4四半期の世界の原油需要予測を下方修正した。しかし2022年については、パンデミック以前の割合を上回る堅調な増加を依然として予測している。
石油輸出国機構(OPEC)は月次報告において、2021年の第4四半期に原油需要は、先月の予測より日量33万バレル(bpd)低い、平均日量9,949万バレルになると予測していると述べた。
OPECプラスとして知られるOPECとその同盟諸国が徐々に原油の供給を増加し、需要がパンデミックから回復するなか、原油価格は今年、1バレル=86ドルを上回り、過去3年間における最高値に急上昇した。天然ガスと石炭の価格もまた急騰している。
OPECはまた、世界の原油需要の増加については、先月と変わらず来年には日量415万バレルになると予測しており、これにより世界の消費量は2019年を上回ることになる。
ロイター