
アラブニュース
湾岸協力理事会加盟諸国における消費者物価は、2020年の1.2%に対し、2021年は2.1%の上昇となることが予測されている。これはGCC統計センターの報告により明らかになった。
将来に目を向けると、2022年、2023年のインフレ率はそれぞれ1.8%と2.6%と予測されている。
報告では、インフレ圧力は、輸入原材料と消費財のコスト高騰から来ると説明されている。また、雇用率や家計所得の改善に伴う消費や公的支出の増加により消費者物価は上昇するだろう。
すべての湾岸諸国では、2022年のインフレ率は1〜3%の範囲と予測されており、その中ではカタールが最も高率となっている。
昨年は、インフレ率3.4%と2.1%に達したサウジアラビアとクウェートを除き、その他すべてのGCC加盟国がデフレ(消費者物価の下落)を経験した。この二カ国は、2020年に地域全体のインフレ率を1.2%に押し上げた。