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リヤド:サウジアラビアは、8000キロの新たな線路を設け、同国の鉄道網の規模を3倍以上に増やす計画だと、同国の投資大臣が12日、語った。
「新しい鉄道はサウジ国内を縦横に走り、既に存在するネットワークに追加される」と、ハーリド・アル・ファーリハ大臣がリヤドで開催された未来鉱物フォーラムで語った。
サウジアラビアの鉄道網の3つの路線には、現在約3650キロの線路が走っている。
2750キロの南北線はリヤドからヨルダンとの国境まで走っており、サウジ北部の鉱物採掘場へとつながる支線がある。
リヤド-ダンマン路線は首都から東海岸まで450キロに及び、新たな450キロのハラマイン高速線はジェッダのキング・アブドルアジーズ国際空港と北のキング・アブドラ経済都市を経由して聖地メッカとメディナを結ぶ。
アル・ファーリハ大臣はまた、同省が国内外の投資家のニーズに応える新しい投資法の策定にも取り組んでいると述べた。
この法律は今年、「できればすぐに」制定され、サウジが導入する他の規制や司法改革に加わる予定だと、アル・ファーリハ大臣は述べた。
サウジアラビアは昨年、外国企業に対し、2023年末までにサウジ国内に本社を設置しなければ政府との契約を失うリスクが生じると発表した。10月には、44社の外資系企業に対し、リヤドに地域本社を設置する認可を与えたと発表した。
未来鉱物フォーラムは、30ヵ国以上から大臣や団体、鉱業界のリーダーらが集まる特別なイベントだ。
サウジアラビア産業鉱物資源省が主催するこのフォーラムは、政府が鉱業をこの国の経済の第3の柱に位置づけたことを受け、サウジ・ビジョン2030におけるその役割に光を当てることを目的としている。
エネルギー大臣のアブドルアジーズ・ビン・サルマン王子は、化石燃料からクリーンな電力への移行は複雑で、エネルギー安全保障を犠牲にすることを避けるためには、世界は柔軟になる必要があるとフォーラムで述べた。
エネルギー転換は慎重に十分検討する必要があると、アブドルアジーズ王子は述べた。「これは、未来へと、残念ながら先の見えない未来へと飛び込むことになるかもしれない。我々は売名行為のために、エネルギー安全保障を犠牲にすべきではない」
アブドルアジーズ王子はまた、サウジがウランの製造と開発を行うとも述べた。
「具体的に言うと、我々は膨大な量のウラン資源を有しており、これを利用したいと考えている。我々は最も透明性の高い方法でこれを行い、パートナーに参加してもらう予定だ」
サウジアラビアは、近くエネルギー戦略を発表する予定で、「グリーン」水素の最も安価な生産国になるには、有利な立場に立っていると述べた。