
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアは、イランが支援するフーシ派テロリスト武装勢力からの攻撃によって生じる国際市場への石油供給不足の責任は負わない、とサウジ通信(SPA)が同国外務省当局者を引用して報じた。
声明によれば「サウジアラビアは、イランがフーシ派武装勢力に弾道ミサイル技術や高度無人航空機を提供し、サウジの石油やガス、精製品の生産拠点を攻撃し続けていることの重大性を国際社会が認識することが重要であると強調した」
この声明は、イエメンの反政府勢力がサウジの石油と天然ガス生産を標的とした一連の攻撃を行った翌日に発表された。ベンチマークであるブレント原油は、月曜日の取引で1バレル112ドル超を示した。
この攻撃は、「サウジの生産能力と責任を果たす能力に影響を与え、上流および下流部門に深刻な結果をもたらし、また、世界市場へのエネルギー供給の安全性と持続可能性を間違いなく危うくさせている」
SPAが引用した当局者は、国際社会が「エネルギー供給を維持する責任を負い、イランに支援されたフーシ派テロリスト武装勢力に立ち向かい、世界のエネルギー市場が経験しているこの極めてデリケートな状況において石油供給の安全に対する直接的な脅威となる悪質な攻撃を抑止する」ことの重要性について強調した。
#サウジアラビア は、フーシ派テロリスト武装民兵による #石油 施設への攻撃が続く限り、世界市場への石油供給の不足に対する一切の責任を放棄すると発表しました。 pic.twitter.com/LMMlET8BjT
— السفارة في اليابان (@KSAembassyJP) March 22, 2022