
ENEOSホールディングスは2日、傘下のJX石油開発が参画しているミャンマーのイェタグンガス田での天然ガス事業から撤退すると発表した。事業性などを検討・協議し、決定した。国軍によるクーデターや人権弾圧で事業継続への批判は強く、JX石油開発は「政変以降の状況を極めて憂慮している」としている。
4月29日付で他の共同事業者に撤退を通知した。ミャンマー政府の承認などを得た後に正式決定する。この事業には、JX石油開発と三菱商事、日本政府が出資するJXミャンマー石油開発が約19.3%の権益を保有し、2000年にガス生産を開始していた。
時事通信