
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアは、米国が知的財産権に関する制度に懸念があるとみなす監視国のリストから除外された。
米国通商代表部は、サウジアラビアが知的財産に関する執行手続を強化したことを受け、スペシャル301条年次報告書の「優先監視国」から同国を外した。
これまで、サウジアラビア知的財産総局(SAIP)の主導で、知財専門の執行裁判所の設立、知財の啓発活動、行政のコンプライアンス向上を図った知財の専門家による76の公共機関への研修などといった取り組みがなされてきた。
SAIPはまた、知的財産に関する法執行の調整、報告書や事例研究の発行、知的財産に関する法律や規則の策定を行う常設の国家知的財産執行委員会を設立した。
年次報告書では、米国の27の貿易相手国が「優先監視国」や「監視国」に指定されている。