マナール・エルバス

ドバイ：昨年大阪でも開催された、日本の美しい文化を紹介する「カラーズ・オブ・ジャパン」が、ドバイで11月27日まで開催中だ。

これらの作品を描いたのは、若い頃から日本文化に関心を持ち続けてきたスリランカ出身のアーティスト、スランガ・ナヴァラスネ氏だ。ナヴァラスネ氏は主に自然に注目し、日本の自然をヴァン・ゴッホ風のスタイルで表現している。

ナヴァラスネ氏は今回の展示について、人工的な世界に注目するのではなく、人々に自分たちが自然の一部であることを思い出してもらうことが目的だと語る。

ナヴァラスネ氏の作品は力強いブラシのストロークが特徴で、1色か2色を中心に据え、見る側に背中を向けている人が題材となっていることが多い。「私の絵は人の手による（と感じられる）作品で、伝えたいコンセプトがあります」と語る。

さらに今回の展示では2人のポートレートをフィーチャーしており、その1人は日本の有名建築家、安藤忠雄氏だ。ナヴァラスネ氏はアラブニュース・ジャパンに対し、安藤氏が完全独学で建築を学んだことに感銘を受け、ポートレートを通じて「努力して前に進めば、なんでもできる」という前向きなメッセージを伝えたいと語った。

この展示はドバイのインターナショナル・アート&ギャラリー・スタジオで開催されており、営業時間は午前11時から午後8時までとなっている。各作品は、約299万1,000円（2万ドル）で販売されている。ナヴァラスネ氏は来年、京都と東京を中心に日本で作品の展示を計画している。