
ニューヨーク時事:週明け6日午前のニューヨーク外国為替市場では、日米の金利差拡大観測から円売り・ドル買いの流れが加速し、円相場は一時1ドル=131円台半ばまで下落、2002年4月中旬以来、約20年ぶりの円安水準となった。午前10時38分現在は131円40~50銭と、前週末午後5時比63銭の円安・ドル高。
3日発表の堅調な5月の米雇用統計を受けて、連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げの姿勢に変更はないとの見方が台頭。金融緩和方針を維持する日本との金利差拡大観測が強まった。こうした中、米長期金利の指標である10年物国債利回りは再び3.0%台に上昇。円売り・ドル買いの動きに弾みがついた。
円は対ユーロでは1ユーロ=140円50~60銭と、37銭の円安・ユーロ高。
時事通信