
アラブニュース・ジャパン
東京: 6月10日(金曜日)、経済産業省(METI)は、石油とガス分野に加えて、クリーンエネルギーと先端技術の新分野において、アラブ首長国連邦(UAE)との協力強化を強調した。
METI発表の声明によると、この目的は、萩生田光一経済産業大臣およびスルタン・アフメッド・ジャーベルUAE産業技術大臣兼アブダビ国営石油会社(ADNOC)CEOによる今週初めの会談で、達成の合意がなされた。
両大臣は、石油市場の安定化およびクリーンエネルギーと先端技術の分野において関係強化を含むエネルギー問題を議論した。彼らは、三井物産、ENEOSおよびADNOC間のクリーン水素生産に関する共同事業化検討契約の署名式に立ち会った。
声明によると、萩生田氏は、日本に対しての原油の安定供給への感謝の意を表明し、国際原油市場の安定化や生産能力への投資に向け、協力を求めた。また、萩生田氏は、特にウクライナの状況の観点から、エネルギーセキュリティを十分に確保しながら、気候変動にも対応するバランスの取れたエネルギー移行を進めていく必要性を言及した。
クリーン水素生産に関する共同事業化検討契約では、三井物産、ENEOSおよびADNOCは、アブダビにあるルワイス工業団地のタアジーズ地区におけるブルー水素生産の商用実行可能性と対日輸出を検討することになっている。