
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアの公式データによると、同国の今年5月の鉱工業生産指数(IPI)は、主に製造業、鉱業、採石業の3つの下位産業セクターの好調な生産活動に牽引され、前年同月比24%増となった。
サウジアラビア総合統計庁(GASTAT)の報告書によると、ここ3年間で3番目の増加水準となり、産業セクターのパンデミック後の回復ぶりを強く示唆する格好となった。
「(鉱工業の活動状況を示す)IPIの伸び率は、世界的なパンデミックの影響もあり、2019、20年と長期にわたってマイナスだったが、21年5月にプラスに転じた。21年半ば以降、IPIの伸び率はプラス傾向を示し、同年末から現在に至るまで加速を続けている」。GASTATは報告書でこのように述べた。
この好業績は、石油生産を含む鉱業・採石業が23.3%増加したことが大きな要因となった。
5月の製造業のIPIは前年同月比28.8%増、電気・ガス供給業は同3%増となった。
22年4月と比較すると、IPIは全体で1.2%上昇した。
さらに報告書は、鉱業・採石業のIPIが前月比0.9%の伸びを示し、製造業は0.2%の伸びを示したとした。
電気・ガス供給業は5月に大きくIPIを伸ばし、前月比24.9%増となった。