
岸田文雄首相は19日、首相官邸で国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事と面会した。首相は、ロシアのウクライナ侵攻に伴う物価高騰を指摘した上で「G7(先進7カ国)をはじめとする国際社会一同とともに対応すると同時に、国内においても景気・物価の状況に応じ、機動的な経済財政運営を行っていく考えだ」と述べた。
ゲオルギエワ氏は「世界経済の未来について真剣に検討している」と応じた。またゲオルギエワ氏は、安倍晋三元首相が銃撃され死亡したことについて「日本、世界全体にとって悲劇的な損失になっている」と弔意を示した。
ゲオルギエワ氏は20日に開催するIMFのアジア太平洋地域事務所の設立25周年イベントに参加するため来日した。
時事通信