
ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」をめぐり、東京電力ホールディングスと中部電力が共同出資する発電会社JERA(東京)は26日、事業を引き継いだロシア側の新会社と液化天然ガス(LNG)の購入契約を締結したことを明らかにした。調達量や価格、支払い通貨などの条件は、旧会社との契約内容から変更はないという。
締結は25日付。JERAは、旧会社と年200万トンのLNGを購入する長期契約を結び、火力発電所の燃料として使用してきた。
電力・ガス会社では、JERAのほか、九州電力や東京ガス、広島ガスなど7社がサハリン2からLNGを調達。ロシア側が5日付で設立した新会社から購入契約を結び直すように通知が来ていた。
時事通信